2011年12月03日

路傍の花 ミヤコグサ


久し振りの道端の花の話です。
ある大きな橋の下の近くの草むら、枯れ草色の中では目立つ小さい黄色。

20111203a.JPG

花の様子からマメ科のようですが、私、三つ葉は初めて見る草でした。
いえ、きっと見た事はあるのでしょうが、気にした事がなかったというべきでしょうか。
周りの草が冬枯れしている中に緑の葉を保ち花まで付けていたので、
たまたま目に留まったのです。

さて、この『マメ科 黄色い花』の謎の草、そのキーワードだけで正体はすぐに判明。
ミヤコグサ(都草)だそうで。
グーグル先生は本当に何でも知ってますよね。

自分の覚書としてここに記しますが、まず『在来種のミヤコグサ』もうんと大昔の
帰化植物であったらしいです。農耕が広まるのといっしょに流入し広まったとか…
この日本で農耕が始まったのは、もう本ッ当に大昔の事なので、そういう時からの
帰化植物の事を史前帰化植物というそうです。ヒガンバナとかもそうですね。

んで、戦後あたりからセイヨウミヤコグサが入ってきます。たぶん牧草として。
在来種顔をしているミヤコグサより一回り大きく強健なようで、どんどん増えていって、
今やノーマルのミヤコグサを見つける事は難しいとか。
しかし、今回のこれ、ガクに毛がないんですよね…
セイヨウミヤコグサは花の付け根のガクに毛がある、ノーマルは無い、というのが
見分けポイントなのですよ。
写真を撮った時にはこれが何の草かも知らなかったんで、ガクのとこなんか
きちんと見て来なかったんですが、写真で見ても、これ無毛です…よね?

20111203b.JPG

という考察により、今やレアものとなったミヤコグサ(だったらいいな)でした。

ちなみに、ミヤコグサを駆逐しつつあるセイヨウミヤコグサを、更なる外来種が
猛追しているようです。それはネビキミヤコグサ(根引都草)。
名前の通り、根が強いというか長いというか、そんな性質から、法面緑化用に大量に
使われるのだそうで。
ノーマルミヤコグサ並びにセイヨウミヤコグサよりも花がたくさんつく
(1本の花茎に10輪とか)ので開花期は一面が真っ黄色になるとの事。
それはそれで綺麗でしょうね…

しかし外来植物により在来種が(先述の通りノーマルも帰化植物ですが)
押し退けられていくのは、昔からの生態系が変わってしまって寂しいものです。



posted by 立山農園 at 10:30| Comment(0) | 日記